らっしゃい!御徒町です!
6月の話になりますが、仕事でお世話になったNさんに誘われて、隅田川を挟んでお隣、荒川区の素盞雄神社のお祭り天王祭に行ってきました。昼時に恒例となった素盞雄神社近くの蕎麦屋に集合し、天ぷらそばとビール、日本酒でエネルギーを補給し、お祭りへと出発します。
活気あふれる素盞雄神社(すさのお神社)
普段は静かな神社ですが、お祭りの日、境内には所狭しと屋台が立ち並び、活気にあふれた賑わいと、イカ焼きや焼きそば等、お祭りならではの良い匂いが漂いワクワクします。また、水風船や金魚を持った子供たちを見ると昔を思い出し懐かしい気持ちになります。
日光街道を挟んで素盞雄神社の反対側から撮影した様子です。屋台と人で溢れています。
荒川区のHPによると、素盞雄神社は「区内で最も広い地域(町屋地区・南千住地区・三河島地区)の61カ町に氏子を持つ神社です」とあります。活気があるわけですね。凄いです。
珍しい二天棒の御神輿
天王祭の御神輿は珍しい点が2つあります。
1つは御神輿の形状。神輿の担ぎ棒は4本や6本を井桁型に組んで担ぐことが多いですが、素盞雄神社は2本のみで担ぎます。
屋根の鳳凰が地面につくほど神輿を左右へ倒して激しく振る「神輿振り」が特徴です。
もう1つは普通に担いで移動するだけでなく、要所々々で立ち止まり「ぃよいしょー!ぃよいしょー!」の掛け声に合わせて御神輿を左右に倒して激しく振る「神輿振り」です。
日光街道(国道4号)も通行止めして左右に「ぃよいしょー!」迫力があります。
各町でその町ごとの御神輿担いで練り歩きます(61カ町の氏子と同数か数えられませんでした)。大人たちが担ぐ御神輿の他に、子供用の御神輿も一緒に回っていました。子供たちも大人の補助を受けつつ御神輿を左右に傾倒させます。一生懸命な姿は微笑ましいです。
近年は御神輿の担ぎ手が不足しているそうで、私の知人も2人御神輿の担ぎ手をしています。来年は一緒に担ごうと誘惑されます。
喫茶店で小休止、昔話を聞かせて頂く
Nさん「ちょっとガソリン補給しよう」と言うことで、付近の喫茶店でビールを注文し小休止です。
お店の女性から昔話を聞かせて頂きました。今では女性も御神輿を担ぐようになりましたが、昔は女人禁制で、担ぐことはおろか近づく事も出来なかったそうです。仕方なく家の2階から見ていたら、「神様を見下ろすとは何事か!」と怒られたそうです。
時代と共にお祭りの在り方も変わって行くのですね。
話をしていると、お孫さんが綿菓子の袋を持って帰ってきたのですが、綿菓子をちぎって分けてくれました。優しさに感激です。
思わぬ昔話や綿菓子に感謝しつつ、ガソリン(ビール)を補給した我々は再び山王祭へ繰り出すのでした。
天王祭の情報
天王祭HP | http://www.susanoo.or.jp/tennosai/ |
住所 | 素盞雄神社(東京都荒川区南千住6-60-1)周辺の町屋地区・南千住地区・三河島地区 |
交通
※素盞雄神社への所要時間です |
・各線 南千住駅より徒歩8分
・京成線 千住大橋駅より徒歩8分 ・都バス草43千住大橋停留所より徒歩1分 ・都電荒川線 三ノ輪橋より徒歩10分 |
最後までご覧いただきありがとうございます。らっしゃい!