【旅行記】みなかみ町~猿ヶ京温泉~伊勢崎編  その4

野々宮神社(たくみの里散策)

先ず目指したのは『野々宮神社』。建物の密集地を抜け、田んぼに囲まれた道を歩く事30分弱、暑さでヘロヘロになりつつも目的地が見えた。石造りの鳥居を潜り、都留の石段を昇ると本殿に到着する。山裾に作られた社は落下物等から守るためか、木造りの骨組み壁と屋根に囲われている珍しい造りだった。

野々宮神社

野々宮神社本殿の外観


お参りを終え、少し体力を回復した我々は次のビューポイントである『泰寧寺』を目指し歩き出す。10分ほど坂道を登りつつ、泰寧寺へ向かっていると、途中ボロボロになった幟を発見、土を均した階段がある。この上に何かある。

御徒町「ちょっと上も見てきて良い?」かんてんまる&マカロニ「いいよー!」

好奇心に負けたこの行動により後々大変な事になるとは思ってもみなかった。

 

山道(たくみの里散策)

急勾配かつ1段1段が高い階段に息が切れる、蜘蛛の巣が顔にかかり不快感に苛まれる。

登り切って小道に出た頃には心身ともに疲弊しており、数段の石段の先にある寺は外から見ただけで十分だった。また先ほどの階段を下る気力が湧いてこない我々の目には、どこへ続くか分からない山道があった。

かんてんまる「グーグルマップにこの道ないけど、こっちからも泰寧寺行けるかな」

それは疲弊した私にとって甘美な誘いだった。チラリと先ほど登った階段に目をやる。

これを下るのはキツイ。

御徒町「行けるか分からないけど、探検してみるか」

3人はそれぞれ目を合わせ、無言で頷く。こうして不安を抱えながらも泰寧寺へ続くか分からない山道を歩き始めた。

かんてんまると御徒町の2人が蜘蛛の巣除けに拾った小枝を上下に振りながら山道を進む。

知らない人が見たら変態。進撃の巨人読者から見たら奇行種である。

幸い雨に降られる事はなかったが、夜中に降った雨で地面は柔らかく歩きづらい。

途中、鉄パイプを組んだ罠を発見する。イノシシ用の罠らしく、「この装備(小枝)でイノシシとエンカウントしたら敵わないなー」などとRPGゲーム気分で談笑していたが、泰寧寺に続いているのか、続いているとして何分歩けば到着するのか、分からない事が余計に3人の体力を奪っていき、次第に無言になる3人。

かんてんまる「一応、泰寧寺に近づいているみたい」

小枝を持つ手と反対の手でスマホを操作していたかんてんまるが呟く。

その言葉に後押しされもうひと踏ん張りと歩みを進めると、山道を横切る舗装路に出た。

右をみると寺への入口らしい石碑が見える。泰寧寺の敷地に出てきたようだ。

3人「よっしゃー!!」

 

泰寧寺(たくみの里散策)

テンションが一気に上がった3人は石碑と反対方向へ延びる坂道を登ると寺院や鐘楼がある広場に到着した。

3人「よっしょー!!着いたー!!・・・じゃあ戻ろうか」

ここまでの行程でへとへとになっていた我々は到着したことに満足して、早速戻る事にした。当然、来た道ではなく正規のルートで。

通常のルートで戻ると○○門や池が見えてくる。個人的な感想としては本堂よこちらの方がり見応えがあった。

泰寧寺の山門

泰寧寺の池と石橋

~終章~

泰寧寺を出て駐車場に向かうのだが、既にへとへとになっている3人の足取りは重い。

20分ほど歩いて果物狩りの看板を出した建物や土産屋の建物が出てくる、その中に搾りたてフレッシュジュースの看板があり、暑さと疲労からその看板が目に付くが、その店を横目に通り過ぎようかという時、マカロニが呟く。

マカロニ「フレッシュジュース飲みたい・・・」

かんてんまる、御徒町「飲もう!」

即答。みんな同じ気持ちだった。

当日注文可能だったのはブルーベリージュースのみとの事で、全員ブルーベリージュースを注文。疲労困憊で提供されたフレッシュジュースを無言で飲み続けている3人に、店員さんが「大丈夫ですか?」と尋ねる。

3人「???」一瞬何の事だか分からず間の抜けた顔をしていると、すかさず店員さんが「疲れた顔して無言だったから。どこ行って来たんですか?」と心配そうな表情で尋ねる。

なるほど。余程酷い表情をしていたらしい。事の成り行きを説明すると、安心したようで、店員さんは自分の作業に戻っていった。

店員さんとフレッシュジュースで和んでいると、かんてんまるが唐突に呟く。

かんてんまる「山ヒルっぽい」

マカロニ、御徒町「え??」

何の脈絡もなく発せられた言葉に、マカロニと御徒町が戸惑っていると。

かんてんまる「血が止まらない」

そう言ってハイカットのスエード靴に隙間を作り患部を見せるかんてんまる。見ると踝あたりから流血している。グロい!

イノシシとは遭遇しなかったが、知らぬ間に山ヒルとエンカウントしていたようだ。

マカロニ「大丈夫なの?」

かんてんまる「痛みはないから血が止まれば大丈夫らしい、それより靴下が濡れて気持ち悪い」

周りの心配を余所に飄々と答えるかんてんまるの言葉に一安心し、フレッシュジュースで少し体力を回復した3人は20分ほど歩き駐車場へ戻った。

 

皆様も山道を歩く際はご注意下さい。

 

~完~

最後までご覧いただきありがとうございます。らっしゃい!

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